豆腐なメンタル

メンタルが弱くても頑張って生きていく20代フリーターのブログ

教師を辞めたワケ。たった1回の失敗で

1カ月で教師を辞めた経緯について書いていこうと思います。

あんまり長々と書いてもあれなんで、できるだけさらっと。

 

教師ってこんなに忙しいのか・・・。

とにかく忙しかった。

私が配属されたのは、全校生徒が200名足らずの中学校。

生徒の数はそこまで多くはない。

と同時に、常勤の教員の数も少なかった。

初任とは言え、学校運営のためにいろいろな仕事を任されました。

気づいたら、深夜1時~2時に寝て、5時半に起きる

という狂った生活サイクルに。

「教員は忙しい!」「学校は日本の公的ブラック企業!」

なんてことは、教職に就く前から散々耳にしていたけれど・・・。

想像をこえるキツさに、大ダメージをうけていました。

 

思うようにいかない。「前の先生のほうが良かった!」

日々の業務に追われながらも、「授業こそ教師の本分!」と意気込んでいた私。

「自分なら、きっと良い授業ができる!」「上手な授業で、生徒からの尊敬を集めるのだ!」

と、たいした根拠もないなぞの自信と、過度な期待ををもっていました。

しかし、いざ授業をやってみると、これがまったくうまくいかない。

思ったよりうまく説明できないし、思ったより生徒の反応も悪い。流れもぐだぐだ。

しまいには、「前の先生のほうが良かった。」「前の先生に戻ってほしい

。」という生徒からの声がちらほら漏れるように・・・。

最初にもっていた自信と期待が大きかった分、現実との落差に心がすり減っていくのを感じていました。

 

メンタルが折れた瞬間。たった1回の授業での失敗。

そんな中、ある日の授業がきっかけで、私のメンタルはポキッと折れてしまいました。

 

その日の前日。

授業準備を十分にしないまま、私はさっさと布団に入り寝てしまいました。

寝不足の日が続きすぎて、「今日くらいは・・・」と思っていたんです。

 

翌日。

授業準備が不十分なまま行った授業は、それはもうひどいもので。

 

あまりの授業のひどさに、生徒たちはため息をもらし、中には舌打ちをする生徒も

 

「あ、終わった。」

授業中、そう思ったのを覚えています。

 

「こんな授業をするなんて、もう教師としてやっていけない。」

「生徒からの信用もなくなった。もう終わりだ。」

そういった言葉が、頭の中から離れなくなってしまいました。

 

そして

その後、メンタルを持ち直すことのできなかった私は、なんやかんやで教師を辞めてしまいました。

文章にしてみると、なんかあっけないというか、たいした内容じゃないというか・・・

え?そんなことで辞めちゃったの?

って書いてる自分でも、そう思います。

 

当時の私は

「失敗=ゲームオーバー。はい、もう終わりー。」

という思考回路から抜け出せなくなっていたのかなーと、いまでは思います。

なんでもかんでもうまくやろうとしすぎて、結局うまくできないとすぐ「終わりだ!」「もうだめだ!」モードになってしまうっていう。

 

今の自分なら、もうちょっと別の捉え方とか考え方ができるなあと感じます。

それについては、また別の記事で。